ウソバスターバスター
ちょっと話題に乗り遅れ気味な感がありますが、あまりにもひどかったので。
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【ウソバスターをバスターしてみる】
昨日の午後7時からテレビ朝日系列で放送された 『ウソバスター』 という番組。
個人が運営するウェブログを取り上げ、その嘘を暴くという内容だった。
でも、『つまようじのギザギザ ~』 とか 『NEWS は何の略か ~』 などにまつわる誤解は、既にトリビアの泉 (の中の 『ガセビアの沼』 コーナー) で暴かれていたものなので、なんでそれを今さら他局が取り上げているのかなーと思ったり。
しかも、それらのウェブログは、どうやら番組のためだけに用意されたものらしいという疑惑が浮上しているという。
痛いニュース :: テレビ朝日「情報整理バラエティー・ウソバスター! 」で仕込みブログ発覚…ネットで祭りに
実際、番組で槍玉に挙げられたウェブログには記事が1~2件だけしか投稿されておらず、よほどの SEO 対策でもしない限り番組制作会社の目に留まる事はない。
というか、そんなマイナーなブログがたとえ嘘を書いたとしても、ネット社会全体に及ぼす危険性など皆無に等しい。 なぜなら、WWW という広大な情報の海の中で一人の無名ブロガーが毒を放っても、その極めて狭い射程範囲内に海水浴客がいなければ何の実害も無いから。
そういう意味で本当に怖いのが、影響力の強いアルファブロガーの記事だと思うのだけど、もはやそのレベルになるとたかだか1番組が太刀打ちできる相手じゃないしね。
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【ネットの声で世論誘導】
実はこれって、マスコミが世論誘導に悪用する事だってできる。
例えば、『ネット上にも ~ という意見がある』 みたいに紹介すれば、その意見がたとえマイノリティのものであっても一つの既成事実を作り上げられるからだ。
2006年の大晦日に放送された格闘技の特番では、問題を起こした秋山成勲選手を擁護するために、『もともと存在しない発言を、さもインターネット掲示板の総意であるかのように』 捏造していた事が発覚したけれど、この例から明らかなように、実は他者の意見を引用する必要なんて全然なくて、完全に1人2役のマッチポンプでも大丈夫。
だって、たとえ自演目的であっても Web 上に公開しちゃえば 『ネットの意見』 なのだから。
こうした “露骨な演出” ならばすぐに発覚するのでそれほど危険視する必要はないだろうけど、もしかしたらネットユーザが気付かないだけでマスメディアの術中に嵌まっている例も存在するんじゃないかなー?
……っていう不信感が強まるんだよ。 インターネットコミュニティという虎の威を借るマスメディアの姿を見るたびに。
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【最後に】
番組制作サイドに悪気があったわけではないと仮定して、ちょっとだけ擁護論。
もしかしたら、番組で取り上げられたような主張を声高に行っている比較的メジャーなブログが実在するのかも知れない。 単に僕が知らないだけで。
で、それを晒し者にするのは倫理上問題があるという独自の判断から、スケープゴートとなるべきブログを新規に立ち上げたという憶測もできる。
名指しを伴う誤謬の指摘はしばしば人格攻撃と混同されるため、無用のトラブルを避けたいという意図があったのかもね。
それならば、せめて映像化する際には、『このブログは撮影用に制作されたイメージです』 という旨のテロップを入れておくべきだったし、当該ブログにも同様の断り書きを入れておくか、もしくは (撮影のためだけならば) 公開しなければ良かったのだ。
結局、番組で紹介されたブログは炎上。
あーあ。
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